Vol.1『コロナ禍における地域とのつながり』

新型コロナウィルス感染症の対応が大きな課題となっている中、感染者数の比較的少ない地方においても様々な深刻な影響が出ています。
そこで弊社のまわりで起きた事例をいくつか紹介させていただきます。

□観光農園さんとの取り組み
 ある時、コロナ禍の移動自粛により地方の観光農園にお客様が来ない為、困っていると聞きました。生産者さんは、お客様に喜んで頂くため年間を通じ大切に作物を育てています。
 しかし今年は、収穫期になってもお客様に来ていただけない。果物や野菜には旬があり、余れば廃棄しかありません。
 一方で都市部の消費者も旅行やレジャーで旬の産品を楽しめない。そこで都市部の郵便局や弊社が運営しているJPローソンで産直品として販売したところ即日完売。お客様から「とても美味しかった」と評価をいただきました。
 これまで、さくらんぼ、とうもろこし、スイカと少量ですが紹介させていただき、お客様や生産者さんに喜んでいただけたことを嬉しく思っており、今後も続けたいと思っています。
□雪国の成人式
 私の出身地 新潟は冬の豪雪期を避け、成人式を行なう自治体があります。都市部で学び働く新成人の方もこの機会に集い旧交を温める場となっています。ところが今年はコロナ禍で移動制限や3密を避けるため開催の自粛や規模縮小での開催となることに自治体の首長さんは心を傷めていました。
 そこで、故郷を感じる記念品として地域の名勝などの図柄を切手にしたフレーム切手を記念品に贈ってはと提案しました。
 切手にはいつまでも変わらない価値があり、新成人の皆さまにも故郷を大切に感じてもらえると考えたからです。
 また、郵便で送れるので経費削減にもつながります。
 先日も新潟県津南町で採用され、贈呈式が行われました。
 これからも故郷を感じる記念品として紹介をさせていただきたいと思います。

株式会社郵便局物販サービスでは、『Go To トラベルキャンペーン』や環境への取り組みとして『非食用米を活用したバイオマスプラスチック製品の開発』を行っており、次回以降で紹介させていただきます。